バーのメニューで「カンパリ」や「アペロール」という名前を見かけたことはありませんか?鮮やかな赤やオレンジ色が目を引くあのお酒、実は「アマロ」というカテゴリに属しています。ビターズという言葉も耳にするけれど、アマロとどう違うのかよく分からない——そんな疑問、この記事でまるごと解決します。アマロ・ビターズの種類・飲み方・おすすめカクテルのレシピからバーでの楽しみ方まで、初めてでも分かるように丁寧に解説します。
「アマロ」と「ビターズ」、どちらもバーのメニューやカクテルレシピで目にする言葉ですが、その意味や使い方は大きく異なります。まずはこのふたつの言葉の定義をしっかり整理することが、種類・飲み方・おすすめカクテルを選ぶうえでの出発点になります。
「アマロ(Amaro)」はイタリア語で「苦い」を意味する言葉です。その起源は中世ヨーロッパの修道院にまでさかのぼります。修道士たちは各地で採取したハーブや薬草をアルコールに漬け込み、消化促進や滋養強壮を目的とした薬用酒を作っていました。これがアマロの原型です。時代とともに薬としての側面は薄れ、19世紀のイタリアで食後酒(ディジェスティフ)として広く親しまれるようになりました。現在は食前酒やカクテル素材としても世界的に再注目されており、クラフトスピリッツブームとともにバーのバックバーに並ぶ銘柄の幅が急速に広がっています。
ビターズは、アマロとは役割がまったく異なります。そのまま飲むものではなく、カクテルに2〜3滴だけ加えて使う、いわばカクテルの「調味料」のような存在です。料理に少量の塩やスパイスを加えることで味に深みが出るように、ビターズを数滴加えるだけでカクテルの香りと味わいに複雑さが生まれます。使用量が非常に少ない点がアマロとの最大の違いで、一本のビターズボトルが長期間使えるのも特徴のひとつです。バーのカウンターに小さな瓶が並んでいる光景を見かけたことがある人も多いでしょう。あれがビターズです。
整理すると、「アマロ=グラスに注いで飲む苦味系リキュール」「ビターズ=カクテルに数滴加える調味料」という対比でとらえるとイメージしやすいでしょう。アルコール度数もアマロが15〜45度と幅広いのに対し、ビターズは40〜50度以上と高めに設定されているものが多く、少量でも香りがしっかり立ちやすくなっています。「バーでアマロを頼んでみたい」「ビターズを使いこなしてみたい」という人は、まずこの根本的な違いを押さえておくと、バーでの注文や銘柄選びがぐっとスムーズになるはずです。
アマロはひと口に「苦いお酒」と言っても、銘柄によって苦みの強さ・甘さのバランス・香りのプロファイルが大きく異なります。ここではライト系・クラシック系・クラフト系という3つのスタイルに分けて、初心者でも銘柄を選びやすいよう整理します。
バーのメニューで最もよく目にするアマロといえば、カンパリとアペロールでしょう。カンパリはアルコール度数25度で、鮮やかな深紅色と強めの苦み、柑橘とハーブが複雑に絡み合う香りが特徴です。一方のアペロールはアルコール度数11度と低く、オレンジを連想させるやさしい甘さと穏やかな苦みが持ち味で、バー初心者でも飲みやすい一本として知られています。「苦みが好きならカンパリ、甘さを優先するならアペロール」という選び分けが基本の目安になります。同じライト系のチナールはアーティチョーク(朝鮮アザミ)を主原料とした独特な苦みが個性で、慣れてきたら挑戦してみたい銘柄のひとつです。
アマロの世界にもう少し足を踏み入れてみたくなったら、クラシック系の銘柄に挑戦してみましょう。ファーネット・ブランカはイタリア・ミラノ生まれの最もヘビーなアマロとして世界的に知られており、27種類ものハーブが醸し出す強烈な薬草感とメンソール感は、「初めて口にしたとき、これがお酒なのかと驚いた」という経験を持つのは少なくありません。一方、アマロ・モンテネグロは甘みと苦みのバランスがよく、ファーネットよりも入りやすい中級者向けの位置づけです。複雑な植物香とやわらかな余韻が特徴で、バーテンダーとのアマロ談義が弾むきっかけになるでしょう。
近年のクラフトジンブームと連動して、小規模蒸留所が手がけるクラフト系アマロが世界中で台頭しています。国内でも日本固有の植物(山椒・ゆず・昆布など)を使った国産アマロが少しずつバーのバックバーに並ぶようになり、バー巡りをする楽しみが一層広がっています。バーに行くたびに知らない銘柄に出会える期待感がクラフト系の醍醐味です。「何か珍しいアマロはありますか?」とバーテンダーに一言添えるだけで、思わぬ逸品に出会えることもあります。
「ビターズって何となく知っているけど、実際にどう使うのか分からない」という人も多いかもしれません。ビターズはアロマティック系とフレーバー系に大別でき、それぞれ得意なカクテルが異なります。使い方のコツを知っておくと、バーでの会話もぐっと深まります。
ビターズの代名詞ともいえるのが、アンゴスチュラビターズです。1824年にベネズエラのアンゴスチュラ(現シウダー・ボリバル)で、ドイツ人医師ヨハン・ゴットリープ・ベンジャミン・ジーゲルトによって調合されたのがその始まりです。スパイシーかつハーバルな風味と、ボトルよりもひと回り大きな黄色いラベルというユーモラスな見た目は、バーカウンターの風景として世界中で親しまれています。オールドファッションドやマンハッタンなどクラシックカクテルに欠かせない存在で、どのバーにもほぼ確実に置いてある定番中の定番です。アンゴスチュラビターズ使い方のポイントは「少量でいい」こと——2〜3ダッシュ(小さなふり振り)で十分に香りが引き立ちます。
アンゴスチュラ以外にも、現在は多彩なフレーバー系ビターズが流通しています。レーガンスオレンジビターズはその名の通り柑橘の香りが鮮やかで、ジンやウォッカをベースにした軽やかなカクテルとの相性が抜群です。ペイショーズビターズはニューオーリンズ生まれで、アニス(スター系スパイス)の甘い香りが特徴。サゼラックというクラシックカクテルに欠かせない存在で、バーで「サゼラックを作ってもらえますか?」とリクエストすると、使っている場面を間近で見られることもあります。フレーバーが明確なため初心者でも違いを体感しやすく、「これを使うとカクテルがこう変わる」という発見が楽しいのがフレーバー系の魅力です。
使い分けの目安は、ベーススピリッツとの相性です。ウイスキーやブランデーなどコクのある素材にはアロマティック系(アンゴスチュラなど)が合い、香りの複雑さをさらに深めてくれます。ジンやウォッカなどクリアな素材にはシトラス系(レーガンスオレンジビターズなど)が合い、フレッシュ感を引き出してくれます。厳格なルールではなく「組み合わせを試す楽しさ」の起点として覚えておけば十分です。バーテンダーに「このカクテルにはどのビターズを使っているんですか?」と聞いてみると、選び方の裏にあるロジックを教えてもらえることが多く、一歩深い知識が自然と身につきます。
カンパリ・アペロールの飲み方と、アマロを使う定番カクテルのレシピを紹介します。材料・分量・手順を明記しているので、バーで注文する前の予習にも、自宅で試す手引きにもなるはずです。
カンパリソーダはカンパリの飲み方の中でも最もシンプルな一杯です。グラスに氷をたっぷり入れ、カンパリとソーダを1:3の割合で注ぎ、最後にオレンジスライスを添えれば完成です。苦みが際立つ鮮やかな赤が食欲を刺激し、食前酒としてぴったりの一杯です。
アペロールスプリッツは本場イタリア・ヴェネト地方発祥の定番レシピで、アペロール:プロセッコ(イタリアの辛口スパークリングワイン):ソーダを3:3:1の割合で合わせます。大ぶりのワイングラスに氷を入れ、プロセッコ→アペロール→ソーダの順に注ぐと炭酸が抜けにくくなります。オレンジスライスをグラスのふちに差すだけでSNS映えする一杯になるので、ホームパーティの定番としても重宝します。
ネグローニはカンパリを使うアマロカクテルの王道で、バーで「苦みのあるカクテルが好き」と伝えると高確率でリストアップされる定番です。材料はカンパリ・ジン・スイートベルモット各30ml、等量で合わせます。
【作り方】
ジンの銘柄によって風味がガラリと変わるので、好みのジンで試してみるのもネグローニならではの楽しみ方です。「バーでの注文イメージと自宅再現の両方に使える知識」として覚えておくと、バーテンダーとの会話のきっかけにもなります。
ペーパープレーンは近年のクラフトカクテルシーンで人気を集める一杯です。バーボンウイスキー・アペロール・アマロ(アマロ・ノニーノが定番)・フレッシュレモンジュースを各22.5mlずつ等量でシェイクします。酸味・甘み・苦みがきれいに整ったバランス型のカクテルで、「アマロを使ったカクテルをおすすめしてほしい」という人には特に入りやすい一杯です。このカクテル名をバーで伝えると、バーテンダーとの会話も自然と弾むでしょう。
アンゴスチュラビターズを活用したレシピでは、オールドファッションドが代表格です。バーボンまたはライウイスキー60ml、シュガーシロップ5ml、アンゴスチュラビターズ2〜3ダッシュをグラスの中で直接合わせてステアし、オレンジピールを絞って仕上げます。数滴のビターズが加わることで香りがぐっと深まるのを実感できる、ビターズの使い方を体で覚えるのに最適な一杯です。
アマロやビターズの知識を持ってバーに行くと、これまでとは違った楽しみ方が広がります。注文の仕方・飲み比べのコツ・食とのペアリングなど、バーをもっと使いこなすための実践的なヒントを紹介します。
「バーで何を頼めばいいか分からない」という気持ちを抱えているのは少なくありません。そんなときは、自分の好みを言葉にして伝えることが大切です。以下のような声がけが効果的です。
具体的なキーワード(アマロ・苦み・甘さ・食前/食後)を一言添えるだけで、バーテンダーが提案の幅を絞りやすくなります。「何でもいいです」よりも「こういう方向が好きです」と伝えるほうが、自分の好みに合った一杯に出会える確率がぐっと高まります。バーという空間は、知識がなくても楽しめる場所ですが、少しの言語化があるだけで体験の質が変わります。
アマロをより深く楽しむ方法として、同系統の銘柄を少量ずつ試す「テイスティングスタイル」があります。「カンパリとアペロールを比較してみたい」「ファーネットとモンテネグロの苦みの違いを確かめたい」といったリクエストは、バーテンダーも喜んで対応してくれることが多いです。苦みの強さ・甘みのバランス・余韻の長さを自分なりに言語化していくと、バーテンダーとの会話が自然と深まります。「アマロが好きで飲み比べを楽しみたい」という人ほど、バーとの相性がよく、お気に入りの一軒に出会いやすいとも言えます。
アマロは食事とのペアリングという視点からも楽しめます。アペロールやカンパリなどライト系の軽い苦みは、生ハム・チーズ・オリーブなどの食前摘みと相性が抜群で、食欲を刺激しながら会話を楽しむ食前酒として最適です。一方、ファーネット・ブランカのような強い薬草感を持つヘビー系は、食後にダークチョコレートや濃いコーヒーと合わせるのが本場イタリア流です。「アマロをどう食事の流れに取り入れるか」という視点が欠かせません。食事とセットでアマロを楽しむ習慣が身につくと、バーの使い方のバリエーションが格段に広がります。
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アマロはイタリア語で「苦い」を意味するハーブ系リキュールで、ビターズはカクテルに数滴加えて使う調味料的な存在——このふたつの違いを押さえておくだけで、バーのメニューの見え方がぐっと変わります。カンパリやアペロールのようなライト系から、ファーネット・ブランカのようなヘビー系まで、アマロの種類は実に多彩です。ネグローニやアペロールスプリッツなどアマロ・ビターズの種類・飲み方・おすすめカクテルのレシピを知っておくと、バーでの注文も自信を持って楽しめるようになります。
「バーって敷居が高い」と感じていた人も、少しの知識があるだけでその扉はぐっと軽くなるものです。今夜、アマロとビターズへの理解を胸に、お気に入りのバーへ出かけてみませんか?自分に合ったバーを探したい人は、ぜひBar-Findをご活用ください。
バーのメニューで「カンパリ」や「アペロール」という名前を見かけたことはありませんか?鮮やかな赤やオレンジ色が目を引くあのお酒、実は「アマロ」というカテゴリに属しています。ビターズという言葉も耳にするけれど、アマロとどう違うのかよく分からない——そんな疑問、この記事でまるごと解決します。アマロ・ビターズの種類・飲み方・おすすめカクテルのレシピからバーでの楽しみ方まで、初めてでも分かるように丁寧に解説します。
アマロ・ビターズとは?ふたつの言葉の意味と違い
「アマロ」と「ビターズ」、どちらもバーのメニューやカクテルレシピで目にする言葉ですが、その意味や使い方は大きく異なります。まずはこのふたつの言葉の定義をしっかり整理することが、種類・飲み方・おすすめカクテルを選ぶうえでの出発点になります。
アマロの語源と誕生の背景
「アマロ(Amaro)」はイタリア語で「苦い」を意味する言葉です。その起源は中世ヨーロッパの修道院にまでさかのぼります。修道士たちは各地で採取したハーブや薬草をアルコールに漬け込み、消化促進や滋養強壮を目的とした薬用酒を作っていました。これがアマロの原型です。時代とともに薬としての側面は薄れ、19世紀のイタリアで食後酒(ディジェスティフ)として広く親しまれるようになりました。現在は食前酒やカクテル素材としても世界的に再注目されており、クラフトスピリッツブームとともにバーのバックバーに並ぶ銘柄の幅が急速に広がっています。
ビターズはカクテルの「調味料」
ビターズは、アマロとは役割がまったく異なります。そのまま飲むものではなく、カクテルに2〜3滴だけ加えて使う、いわばカクテルの「調味料」のような存在です。料理に少量の塩やスパイスを加えることで味に深みが出るように、ビターズを数滴加えるだけでカクテルの香りと味わいに複雑さが生まれます。使用量が非常に少ない点がアマロとの最大の違いで、一本のビターズボトルが長期間使えるのも特徴のひとつです。バーのカウンターに小さな瓶が並んでいる光景を見かけたことがある人も多いでしょう。あれがビターズです。
アマロとビターズ、何が違う?
整理すると、「アマロ=グラスに注いで飲む苦味系リキュール」「ビターズ=カクテルに数滴加える調味料」という対比でとらえるとイメージしやすいでしょう。アルコール度数もアマロが15〜45度と幅広いのに対し、ビターズは40〜50度以上と高めに設定されているものが多く、少量でも香りがしっかり立ちやすくなっています。「バーでアマロを頼んでみたい」「ビターズを使いこなしてみたい」という人は、まずこの根本的な違いを押さえておくと、バーでの注文や銘柄選びがぐっとスムーズになるはずです。
アマロの種類と人気銘柄の個性
アマロはひと口に「苦いお酒」と言っても、銘柄によって苦みの強さ・甘さのバランス・香りのプロファイルが大きく異なります。ここではライト系・クラシック系・クラフト系という3つのスタイルに分けて、初心者でも銘柄を選びやすいよう整理します。
ライト系の定番・カンパリとアペロール
バーのメニューで最もよく目にするアマロといえば、カンパリとアペロールでしょう。カンパリはアルコール度数25度で、鮮やかな深紅色と強めの苦み、柑橘とハーブが複雑に絡み合う香りが特徴です。一方のアペロールはアルコール度数11度と低く、オレンジを連想させるやさしい甘さと穏やかな苦みが持ち味で、バー初心者でも飲みやすい一本として知られています。「苦みが好きならカンパリ、甘さを優先するならアペロール」という選び分けが基本の目安になります。同じライト系のチナールはアーティチョーク(朝鮮アザミ)を主原料とした独特な苦みが個性で、慣れてきたら挑戦してみたい銘柄のひとつです。
ハーブ感の強いクラシック系銘柄
アマロの世界にもう少し足を踏み入れてみたくなったら、クラシック系の銘柄に挑戦してみましょう。ファーネット・ブランカはイタリア・ミラノ生まれの最もヘビーなアマロとして世界的に知られており、27種類ものハーブが醸し出す強烈な薬草感とメンソール感は、「初めて口にしたとき、これがお酒なのかと驚いた」という経験を持つのは少なくありません。一方、アマロ・モンテネグロは甘みと苦みのバランスがよく、ファーネットよりも入りやすい中級者向けの位置づけです。複雑な植物香とやわらかな余韻が特徴で、バーテンダーとのアマロ談義が弾むきっかけになるでしょう。
注目を集めるクラフト系アマロ
近年のクラフトジンブームと連動して、小規模蒸留所が手がけるクラフト系アマロが世界中で台頭しています。国内でも日本固有の植物(山椒・ゆず・昆布など)を使った国産アマロが少しずつバーのバックバーに並ぶようになり、バー巡りをする楽しみが一層広がっています。バーに行くたびに知らない銘柄に出会える期待感がクラフト系の醍醐味です。「何か珍しいアマロはありますか?」とバーテンダーに一言添えるだけで、思わぬ逸品に出会えることもあります。
ビターズの種類と使い方のコツ!
「ビターズって何となく知っているけど、実際にどう使うのか分からない」という人も多いかもしれません。ビターズはアロマティック系とフレーバー系に大別でき、それぞれ得意なカクテルが異なります。使い方のコツを知っておくと、バーでの会話もぐっと深まります。
アンゴスチュラビターズの特徴と歴史
ビターズの代名詞ともいえるのが、アンゴスチュラビターズです。1824年にベネズエラのアンゴスチュラ(現シウダー・ボリバル)で、ドイツ人医師ヨハン・ゴットリープ・ベンジャミン・ジーゲルトによって調合されたのがその始まりです。スパイシーかつハーバルな風味と、ボトルよりもひと回り大きな黄色いラベルというユーモラスな見た目は、バーカウンターの風景として世界中で親しまれています。オールドファッションドやマンハッタンなどクラシックカクテルに欠かせない存在で、どのバーにもほぼ確実に置いてある定番中の定番です。アンゴスチュラビターズ使い方のポイントは「少量でいい」こと——2〜3ダッシュ(小さなふり振り)で十分に香りが引き立ちます。
フレーバー系ビターズの個性と選び方
アンゴスチュラ以外にも、現在は多彩なフレーバー系ビターズが流通しています。レーガンスオレンジビターズはその名の通り柑橘の香りが鮮やかで、ジンやウォッカをベースにした軽やかなカクテルとの相性が抜群です。ペイショーズビターズはニューオーリンズ生まれで、アニス(スター系スパイス)の甘い香りが特徴。サゼラックというクラシックカクテルに欠かせない存在で、バーで「サゼラックを作ってもらえますか?」とリクエストすると、使っている場面を間近で見られることもあります。フレーバーが明確なため初心者でも違いを体感しやすく、「これを使うとカクテルがこう変わる」という発見が楽しいのがフレーバー系の魅力です。
アロマティック系とシトラス系の使い分け
使い分けの目安は、ベーススピリッツとの相性です。ウイスキーやブランデーなどコクのある素材にはアロマティック系(アンゴスチュラなど)が合い、香りの複雑さをさらに深めてくれます。ジンやウォッカなどクリアな素材にはシトラス系(レーガンスオレンジビターズなど)が合い、フレッシュ感を引き出してくれます。厳格なルールではなく「組み合わせを試す楽しさ」の起点として覚えておけば十分です。バーテンダーに「このカクテルにはどのビターズを使っているんですか?」と聞いてみると、選び方の裏にあるロジックを教えてもらえることが多く、一歩深い知識が自然と身につきます。
カンパリ・アペロールの飲み方と定番カクテルレシピ
カンパリ・アペロールの飲み方と、アマロを使う定番カクテルのレシピを紹介します。材料・分量・手順を明記しているので、バーで注文する前の予習にも、自宅で試す手引きにもなるはずです。
カンパリソーダ・アペロールスプリッツの基本レシピ
カンパリソーダはカンパリの飲み方の中でも最もシンプルな一杯です。グラスに氷をたっぷり入れ、カンパリとソーダを1:3の割合で注ぎ、最後にオレンジスライスを添えれば完成です。苦みが際立つ鮮やかな赤が食欲を刺激し、食前酒としてぴったりの一杯です。
アペロールスプリッツは本場イタリア・ヴェネト地方発祥の定番レシピで、アペロール:プロセッコ(イタリアの辛口スパークリングワイン):ソーダを3:3:1の割合で合わせます。大ぶりのワイングラスに氷を入れ、プロセッコ→アペロール→ソーダの順に注ぐと炭酸が抜けにくくなります。オレンジスライスをグラスのふちに差すだけでSNS映えする一杯になるので、ホームパーティの定番としても重宝します。
ネグローニのレシピと作り方
ネグローニはカンパリを使うアマロカクテルの王道で、バーで「苦みのあるカクテルが好き」と伝えると高確率でリストアップされる定番です。材料はカンパリ・ジン・スイートベルモット各30ml、等量で合わせます。
【作り方】
ジンの銘柄によって風味がガラリと変わるので、好みのジンで試してみるのもネグローニならではの楽しみ方です。「バーでの注文イメージと自宅再現の両方に使える知識」として覚えておくと、バーテンダーとの会話のきっかけにもなります。
ペーパープレーン・アンゴスチュラ活用レシピ
ペーパープレーンは近年のクラフトカクテルシーンで人気を集める一杯です。バーボンウイスキー・アペロール・アマロ(アマロ・ノニーノが定番)・フレッシュレモンジュースを各22.5mlずつ等量でシェイクします。酸味・甘み・苦みがきれいに整ったバランス型のカクテルで、「アマロを使ったカクテルをおすすめしてほしい」という人には特に入りやすい一杯です。このカクテル名をバーで伝えると、バーテンダーとの会話も自然と弾むでしょう。
アンゴスチュラビターズを活用したレシピでは、オールドファッションドが代表格です。バーボンまたはライウイスキー60ml、シュガーシロップ5ml、アンゴスチュラビターズ2〜3ダッシュをグラスの中で直接合わせてステアし、オレンジピールを絞って仕上げます。数滴のビターズが加わることで香りがぐっと深まるのを実感できる、ビターズの使い方を体で覚えるのに最適な一杯です。
アマロをもっと楽しむためのバー活用術
アマロやビターズの知識を持ってバーに行くと、これまでとは違った楽しみ方が広がります。注文の仕方・飲み比べのコツ・食とのペアリングなど、バーをもっと使いこなすための実践的なヒントを紹介します。
バーテンダーへの最初の一声
「バーで何を頼めばいいか分からない」という気持ちを抱えているのは少なくありません。そんなときは、自分の好みを言葉にして伝えることが大切です。以下のような声がけが効果的です。
具体的なキーワード(アマロ・苦み・甘さ・食前/食後)を一言添えるだけで、バーテンダーが提案の幅を絞りやすくなります。「何でもいいです」よりも「こういう方向が好きです」と伝えるほうが、自分の好みに合った一杯に出会える確率がぐっと高まります。バーという空間は、知識がなくても楽しめる場所ですが、少しの言語化があるだけで体験の質が変わります。
飲み比べで広がるアマロの世界
アマロをより深く楽しむ方法として、同系統の銘柄を少量ずつ試す「テイスティングスタイル」があります。「カンパリとアペロールを比較してみたい」「ファーネットとモンテネグロの苦みの違いを確かめたい」といったリクエストは、バーテンダーも喜んで対応してくれることが多いです。苦みの強さ・甘みのバランス・余韻の長さを自分なりに言語化していくと、バーテンダーとの会話が自然と深まります。「アマロが好きで飲み比べを楽しみたい」という人ほど、バーとの相性がよく、お気に入りの一軒に出会いやすいとも言えます。
食前酒・食後酒としてのペアリング
アマロは食事とのペアリングという視点からも楽しめます。アペロールやカンパリなどライト系の軽い苦みは、生ハム・チーズ・オリーブなどの食前摘みと相性が抜群で、食欲を刺激しながら会話を楽しむ食前酒として最適です。一方、ファーネット・ブランカのような強い薬草感を持つヘビー系は、食後にダークチョコレートや濃いコーヒーと合わせるのが本場イタリア流です。「アマロをどう食事の流れに取り入れるか」という視点が欠かせません。食事とセットでアマロを楽しむ習慣が身につくと、バーの使い方のバリエーションが格段に広がります。
アマロ・ビターズが楽しめるバーならバーファインド!
アマロやビターズに興味を持ったら、次はぜひ実際のバーへ足を運んでみましょう。とはいえ「どんなバーに行けばアマロが充実しているか分からない」という人も多いはずです。そんなときに頼りになるのが、Bar-Find(バーファインド)です。
Bar-Findは、新宿エリアのバーを探す人・バーで働きたい人のためのポータルサイトです。エリア・BARジャンル・雰囲気といった条件を組み合わせた絞り込み検索で、「蒸留酒が豊富な店」「カクテルにこだわりのある店」など、自分のニーズに合った一軒を見つけやすくなっています。
また、「バーで働いてみたい」「バーテンダーとしてキャリアを積みたい」という人向けに、バー求人情報も掲載しています。アマロやビターズの知識を実際の現場で深めていきたいと考えている人にも、Bar-Findはきっと役に立つはずです。
まとめ
アマロはイタリア語で「苦い」を意味するハーブ系リキュールで、ビターズはカクテルに数滴加えて使う調味料的な存在——このふたつの違いを押さえておくだけで、バーのメニューの見え方がぐっと変わります。カンパリやアペロールのようなライト系から、ファーネット・ブランカのようなヘビー系まで、アマロの種類は実に多彩です。ネグローニやアペロールスプリッツなどアマロ・ビターズの種類・飲み方・おすすめカクテルのレシピを知っておくと、バーでの注文も自信を持って楽しめるようになります。
「バーって敷居が高い」と感じていた人も、少しの知識があるだけでその扉はぐっと軽くなるものです。今夜、アマロとビターズへの理解を胸に、お気に入りのバーへ出かけてみませんか?自分に合ったバーを探したい人は、ぜひBar-Findをご活用ください。